このページでは、犬と猫の4大予防のうち、フィラリア予防について、取り上げます。
〜大切な家族を守るために、知っておきたいこと〜
フィラリア症は、蚊が媒介する寄生虫(犬糸状虫)による病気です。
犬だけでなく猫にも感染し、心臓や肺に深刻なダメージを与える危険な病気です。
フィラリア症は犬だけの病気ではありません。
猫のフィラリアについては、ページ下部に分かりやすく載せていますので、ご覧ください。
■ フィラリア症とは?
蚊に刺されることで感染する寄生虫の病気
心臓や肺の血管に寄生し、咳・呼吸困難・腹水などの症状を引き起こす
重症化すると命に関わることもあります
猫は症状が出にくく、突然死するケースも報告されています
治療は非常に困難で、一般的な動物病院では対応できないケースもあります
外科手術が必要になることもありますが、リスクが高く成功率も高くありません
だからこそ、予防が何より大切です
蚊は、換気扇わずかな隙間から室内に侵入します
室内飼育でも感染例が確認されています(室内外の猫からも感染が見つかっています)
「去年は大丈夫だったから」は危険。毎年の予防が必要です
予防薬の種類
※当院では、チュアブルタイプと注射のご準備があります。違うタイプがご希望の場合は、お気軽にご相談ください。
チュアブル(おやつタイプ):毎月1回 4月~翌年1月までの10ヶ月間を推奨しています。 ※1
注射:1年間有効
動物の性格や生活環境に合わせて、最適なタイプをご提案します。
蚊が出始めてから、蚊がいなくなって1か月後まで続ける必要があります ※2
(1カ月後まで必要な理由があります。蚊がいなくなるとやめてしまうことは、とてもリスクのあることです。)
当院では、地域の気候を考慮し 4月〜1月を推奨しています
フィラリア予防薬を安全に使うため、 シーズン開始前にフィラリア検査(血液検査)が必要です。
当院では、検査キットを用いた検査を、行っています。
フィラリア症は、 「予防すれば防げる」けれど、「感染すると治療が難しい」病気です。
大切な家族を守るために、毎年のフィラリア予防を推奨いたします。
フィラリア予防推奨期間
犬と猫のフィラリア症は、命にかかわる怖い病気ではありますが、きちんと予防薬を使うことで、防げる病気です。
フィラリアは蚊の媒介により、移りますので、その投薬時期の判断がとても大切になります。
こちはは、当院周辺の大月市の気象庁のデータから作成したグラフです。
近年、暖冬の影響で、以前より、フィラリア感染リスクのある期間が長引いてきていることがわかりました。
【予防をする】という観点から、リスクをとらずに、余裕を持った予防期間が推奨されます。
AHS(米糸状虫学会)は、「犬猫ともに一年を通しての予防」を推奨しています。
当院では、2025年度から、最新セミナーの情報をもとに、4月~翌1月を予防推奨期間といたします。
※本ページの図および文章は、当院が学術情報をもとに独自に作成したものです。正確な情報提供に努めておりますが、一般向けの解説としてまとめています。無断での加工・転載・使用はご遠慮ください。
※2
Q.フィラリア予防薬が、蚊がいなくなってから1カ月後まで必要なのはなぜ?
フィラリア予防薬は、動物が蚊に刺されるのを防ぐ薬ではありません。
予防薬は、犬の体の中に入ったフィラリアの幼虫を、成虫になる前に駆除することによって、フィラリア症を防いでいます。
予防薬の効果があるフィラリアの成長段階は、限られています。
未熟過ぎても、成長しすぎても期待する効果は得られません。
犬の体内に入ってから、30日間前後、成長したフィラリアの幼虫をターゲットにします。
【蚊がいなくなってから、1か月後まで、予防薬を続けましょう。】といわれるのは、このような理由からきています。
また、予防薬の飲み忘れると、その間に、フィラリアが予防薬の効果がない段階まで、成長してしまうリスクがあります。
シーズン最後にフィラリア予防薬を投与しないと、体の中でどんどんフィラリアが成長して、動物の心臓に寄生してしまいます。
【毎月1回】と【蚊がいなくなってから1か月後まで必要】といわれるのには、理由があります。
きちんと、予防してあげたいですね。
※本ページの図および文章は、当院が学術情報をもとに独自に作成したものです。正確な情報提供に努めておりますが、一般向けの解説としてまとめています。無断での加工・転載・使用はご遠慮ください。
※1 当院が採用している、チュアブル(ジャーキー)タイプの予防薬は、保護犬や保護猫の医療費サポートに売上の一部が役立てられます。
2024年には、13,403頭もの保護犬、保護猫をサポート。
うちの子へのケアを、どこかで助けを待つ子のケアにもつなげませんか。
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猫ちゃんの飼い主さまへ
フィラリアは犬の病気というイメージが、まだまだ強いかと思います。
けれども、命にかかわる恐い病気で、感染率も決して低くありません。
今まで知られていなかっただけなんです。
猫ちゃんのフィラリアについて、わかりやすいページをご用意しましたので、どうぞ一度お読みください。
あなたの大切な子を守りたい動物病院からのお願いです。